情報処理安全確保支援士

情報処理安全確保支援士、というとあまり馴染みがないかと思いますが、情報処理技術者の情報セキュリティスペシャリストの後継資格となります。

合格がこの記事を書く結構前なのでうろ覚えな部分も多いです。

記憶違いがあればその都度訂正していこうと思います(汗

元々が情報処理技術者試験の高度区分の資格だった為、難易度は低くはないと感じました。

応用情報が午後60点とかいうギリギリ合格だった為、支援士は正直受かると思ってなかったです。

応用合格後の午前免除が勿体ないから受け続けていたというだけでしたので・・・

受験料は私が受験した時は5,700円だったのですが現在は7,500円に値上げされていますね。

勉強~受験~合格まで

合格まで実は2回落ちてます。

基本的に文章を読み込むのが苦手で、子供の頃から国語が苦手だった事が災いして、解答の文章を上手く組み立てられなかったりしました。

1回目の受験

応用情報合格して午前1免除なので、とりあえず受かる気はしないもののお試し受験。

ネット上で世間がおすすめしているマスタリングTCP/IPを読む。

読みやすくまとまってはいるものの、いまいち頭に入ってこないので、パーフェクトラーニングの過去問を購入してみました。

問題文が長すぎて問題文を読み始めて解答までに問題文の最初のあたりの事が思い出せない状況になって飽きるので勉強がいまいち捗りませんでした。

パーフェクトラーニング、IPAの公式解答と違ったりするので、解説だけさらっと読んで解答はIPA公式のもので答え合わせ。

正直、IPA正答例に準拠せず独自解釈で解答を作って説明されている本なのであまりおすすめは出来ません。

よく理解出来ない部分は参考書変わりにマスタリングTCP/IPを読むようにはしていました。

一回目の受験は”こんなの無理やん”感が強かった為、そこまで乗り気で勉強していた訳では無かったので当然午後1で30点台を叩き出しました(笑

試験会場では受験者の年齢層の高さに驚いた記憶があります。

応用情報技術者までの情報処理技術者試験はどちらかというと若い人の率が高くカジュアルな人が多かった印象があるのですが、高度区分受験者はそれとは明らかに雰囲気が違いました。

どちらかと言うと落ち着いた大人の人が多かった印象があります。

女性は私を含めて二人。

女性比率が低い資格試験ばかり受けてるので慣れてはいるのですが、行政手続きやいろいろなものがIT化してきているこの時代なので情報処理資格試験はもう少し増えても良いような気もするんですけどね・・・

ちなみに午前2は過去問.comを毎日1周が日課になっていた為8割程度は正解出来るようになっていました。

2回目の受験

さすがに2回目の受験はちゃんと勉強しようと思い立ち、過去問と解答をIPA公式サイトからダウンロードしてアマゾンのFireHDタブレットで読み込んで勉強するようにしました。

やはり午後の文章の長さがネックとなり、勉強は思うようには進みませんでした。

どちらにせよ午前1免除が無くなったらもう情報処理技術者受けるのはやめよう、と思ってはいたので無理をせずマイペースに少しずつ進めていくようにしました。

ポケスタも購入して病院での待ち時間などで開くようにしました。

この本、サイズ的に持ち歩きやすいからちょっと読むのに便利なんですよね。

文章も変に固くなくて読みやすいんですが少し癖もあるので、人を選ぶというか賛否あるかなーとは思います。

2度目の試験では午前2は8割程度正解、午前1も60点台でなんとか通過、午前2が50点代で落ちました。

この時点で「あれ・・・?もうちょっと頑張ればいけるんじゃ・・・?」と思い始めました。

3度目の受験

勉強をポケスタメインに切り替えました。

さすがに三度目の受験となると午前2を落とすという事は無いくらいには周回しているので、午後問題に集中しました。

一度でも過去問読んでると速効サプリが物凄く効率良く勉強できました。

速効サプリ周回するだけで過去問から文章の組み立て方が反射的に出来るようになりますが、全くもって理解には繋がらないというか、良くも悪くも合格する為だけの本となります。

試験時、さすがに同じ試験を何度も受験していると、受験時の緊張感は一切感じなかったのは良かったです。

あと午後の試験時間は目一杯使いました。

というか問題文がやたら長いので時間は足りないくらいでした。

理論の暗記や計算だけではなく私が苦手とする文章の読解力と理解が求められるので、尚更きつかった印象があります。

午後1は3問中2問選択、午後2は2問から1問を選択するのですが、この資格は問題の選択を誤るとかなりの痛手となるので、午後問題の選択は慎重に選びました。

きちんと理解を求められる試験で暗記する】という逃げに入った為、午前2は88点、午後はどちらとも60点代でした。

合格までが大変でしたが地道にコツコツ勉強して受け続けて良かったです。

多分仕事で受験する試験であれば勉強も試験日に合わせて努力するので2回も落ちたら挫折すると思うのですが、趣味で受験する資格試験なので、試験日に合わせず自分のペースで勉強したのが結果的に良かったんじゃないかと思います。

ちなみに試験時間が長すぎて座ってる時間が長い上に椅子が硬かった為、腰がちょっと痛くなりました。

情報処理安全確保支援士登録

情報処理安全確保支援士の合格証書が届いた後、情報処理安全確保支援士に登録すべきか、と悩んだのですが

  1. 独占業務が無い上に企業等に対して有資格者の必置義務等も無い
  2. 資格知名度が低い
  3. 維持費が高い3年で15万円程度)
  4. 登録メリットが(私にとっては)少ない割に義務(信用失墜行為の禁止、秘密保持義務、受講義務)があり罰則規定もある
  5. 他資格への科目免除等は支援士登録をしなくても受ける事が出来る

という5点の理由から合格後は暫く支援士登録はしていませんでした。

またこの時点で感じた情報処理安全確保支援士登録した時の私個人のメリットとして

  1. 名称独占資格なので堂々と「情報処理安全確保支援士」と名乗れる。
  2. 講習会で同資格持ちの人を見る事が出来る(ただの私の興味本位)

くらいでしょうか・・・

よく他のサイトでは知識の裏付けの証明になる、といった事を書いているサイトも多いのですが、知名度がそんなに高くない為、企業によっては理解が薄いと思います。

そんな私が支援士登録をした訳ですがその理由としては

資格をただ眠らせて置くのも勿体無いから1度登録してみようかな

という雑な理由だったりします。

と言うことでIPA公式サイトの登録の手引きを参照し、登録手続きをしました。

と言う事で登録証が届きました。

試験合格日が2018年12月、登録日が2022年4月なので合格から3年半は登録せず放置していたことになります。

折角なので情報処理安全支援士会にも登録してみました。

こちらは合格後の活動云々よりは合格者を増やす事に力を入れているように感じます。

現在支援士会入会者数が500人台とあまり多くはないので、もう少し人数が増えたら活動が活発的になるのかなとも思ったりはするのですが、この会で自らイベントを立ち上げて何らかの活動をしたいとか何かを宣伝したいとかいう目的がある人以外にはあまりおすすめはしないかな・・・

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