電気通信主任技術者の伝送交換を取得済みですので、システムと法規が免除され、設備の科目のみを受験し、合格すると取得出来るという事で受験してみる事にしました。
ちなみに全科目受験者の方は令和3年4月1日以前の電気通信主任技術者試験は4科目だったのですが、現在は3科目となっています。
試験申し込み開始日は2022/4/1~2022/4/21、試験日は7/10。
1科目だけの受験で受験料17,300円。
3科目受験の方は18,700円なので受験科目数が多くても少なくてもそんなに受験料は変わらなかったりします。
受験するのが1科目という事もあり、勉強を開始したのは3月末あたりからです。
勉強開始
そもそも線路って何?
と思い調べてみたら、電信柱建てたり、(架空に限らず地下や海底などにも)メタル線や光を張ったりする工事のようです。
とりあえず伝送交換でお世話になった電気通信主任技術者過去問解説.comさんの線路設備の有料問題は全て購入。
伝送交換でも同じ方式で勉強したのですが”とにかく周回” ←コレ。
受かるという事が目的であり、理解するという事が目的では無いので深く考えず丸暗記。
IPAの応用・高度は丸暗記だけじゃちょっと厳しい印象があるのですが、デ協は良くも悪くも丸暗記が一番効率的。
過去問解説.comだけでは過去問題の演習量的にちょっと不安だったので本を1冊中古で購入。
こちらですね。
説明も丁寧でわかりやすいのですが勉強期間が短かった為、1周したのみでした。
ただ、説明の後に問題があるので、何度も解説に目を通す事になり、解説が頭には残りやすかったです。
あと旧専門科目は電気通信主任技術者総合情報の過去問ダウンロードページからダウンロードして、こちらも軽く周回しておきました。
解答の選択肢が多くても明らかにおかしい選択肢があったりするので、よく見ると選択肢を絞りやすかったりします。
H31年通信線路過去問より↓
多分(エ)に対する選択肢だと思うのですが7、チェレンコフ!?!?!?!?
チェレンコフ光ってアレですよね、原発事故で話題になった「これを見た奴は○ぬ」みたいな青白い光。
チェレンコフ光が成長して同じ帯域にある信号光を増幅・・・な訳ないですよね(注:正解はストークス光です)
デ協資格は完璧を目指さなくても7~8割くらい暗記しておけば何とかなる、というのも工担DD3、工担AIDD総合種、電通主任伝送交換を受けて分かっていたので、ゆっくりとしたペースで勉強していました。
試験前日~合格発表~免状申請
試験会場がお馴染みの札幌道特会館という事で試験会場近くにホテルを取りました。
折角の札幌なのでお買い物っ!
いやぁお店が一杯あってお買い物楽しい!
一陸技の時、無線工学B前日に札幌で遊び歩いて痛い目に合った反省は全く活かせてません。
勉強に一切手を付ける事無く試験前日は就寝。
そして試験日。
例によって朝になって「あれ?私勉強してないよね?」という事に気が付いて慌てて過去問解説.comを見る。
既視感。
あ。これ一陸技と同じパターン・・・
ただ、今回は問題の難易度が高くない為、一陸技の時ほどの焦りは無かったです。
ホテルから近い為、迷う事無く試験会場到着。
当たり前ですが試験会場は相変わらず男の人ばかり。
受験に当たっての説明の後に試験開始。
問題を見ても過去問で見たことのある問題が多かったです。
ただ、旧専門分野のあまりきちんと勉強してないジャンルは適当に選択肢を勘で塗り絵となりました。
試験退室可能時間から少し過ぎて、ある程度の人数が退室した後にタイミングを見計らって退室。
あまり勉強していない専門分野ジャンルからの出題もあった為、試験終了直後は落ちてるかもしれない、とちょっと不安もありました。
大手掲示板で解答を晒している人のを見て答え合わせをしてみると案外正解している問題が多そうな感じではあったものの、公式解答が出るまでは安心できませんでした。
数日後、公式解答が出て答え合わせしてみると8割程度正解していたのでとりあえずは安心しました。
免状申請
免状申請の為、北海道総合通信局の申請ページから申請書類をダウンロードして、申請書に郵便局で購入した収入印紙1700円分と自分の写真を貼り、必要事項を記載。
簡易書留404円分の切手を貼った返信用封筒も用意。
提出する封筒に主任技術者交付申請と赤字で書いて、簡易書留で郵送。
文章にするとたったこれだけなのですが結構手間が掛かり面倒だったりします。
二週間程度経過後、電気通信主任技術者資格者証が届きました。
お馴染みカード型総務省系資格者証です。
まとめ
個人的まとめ。
勉強量
トータルの勉強量ですが勉強のペースがゆっくりだった割にはなんだかんだで結構多いです。
電気通信主任技術者 過去問解説.com 線路設備過去問 7周
通信線路テキスト1周
これから受ける人へのアドバイス
基本情報・応用情報・情報処理安全確保支援士など情報系の資格と伝送交換と工担を取得していた為、難易度はあまり高く感じなかったのですが、情報系やデ協系の資格の知識が一切無い状態で受験したなら馴染みの無い用語も多くて難易度が高く感じると思います。
事前に上に挙げた資格のどれかを取得してからの受験するとかなり楽になると思います。
張力や弛度、MTBFやMTTRなどのちょっとした計算問題は解けるようにしておくと安心かと思いますが、正直計算問題全部捨てて暗記問題だけでも合格可能だと思います。
反省点
試験日前日は遊び歩かず勉強しよう・・・・
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